日刊ゲンダイDIGITAL 2025/07/05 記事タイトルより
「マンション所有者の無知につけこみ積立金狙う…大規模修繕工事や管理会社の闇」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/374284
マンションの老朽化に伴う
大規模修繕工事や管理組合をめぐるトラブルがこのところ相次いでいます。
1月には、
あるマンションの管理会社の社員が計14の管理組合の口座から9億円超を着服し、逮捕されています。
3月には、
受注する会社や価格を事前の打ち合わせで決める違法な調整を繰り返していた疑いで、およそ20社に公正取引委員会が一斉立ち入り検査を行っています。
管理組合が工事の相見積もりをする際、前もって各社がすり合わせていた価格を提示するほか、
事前に決めていた会社が受注できるようにしていたという。これらは数十年前から繰り返されていたというのです。
また、朝日新聞によると、5月17日にあるマンションの
大規模修繕工事の発注先を決める住民の会議に、工事施工会社の社員が住民に成りすまして参加する事案が発生していたことが明らかになりました。
いわゆる
工事を受注するための工作員です。
正当な理由がないにもかかわらず、大阪府東大阪市の工事会社の社員2人が首都圏のマンションに立ち入った疑いで、6月3日までに神奈川県警に
逮捕されています。
工事受注のため、住民の議論を誘導しようとしたとみられています。
管理組合の理事長を買収したり、コンサルタントを介して相場より高い金額で受注させるほか、
実際に工事会社が住戸を購入して管理組合に正式に入り込んで、自社に有利な議論を誘導する行為も指摘されています。
皆さん、冷静に考えて下さい。
住宅を購入して管理組合に正式に入り込むのには数千万円のお金がかかります。
それだけのお金を使ってでもそういうことをするのですから、
実際に工事にかかる常識的な金額に利益が大幅に上乗せされているのがわかりますよね。
業者の違法行為で打撃を被るのは住民側です。
工事金額が大きくなれば、さまざまな建設会社が工事を受注したくなります。
一方、
建築費が高騰し、新築マンションの着工件数が減少する中で増えているのが大規模修繕工事です。
重要なのが、管理組合にアドバイスする立場の管理会社のコンプライアンスがまともかどうか。
管理組合に寄り添って適正な工事会社を一緒に選んでくれるのか。
まず
今の管理会社を皆さん一人一人が評価してみて下さい。
普段の管理はいき届いていますか?
きちんと住民や管理組合に対応しているでしょうか。
何年も前から問題になっている管理員の教育は本当にできているでしょうか。
住民に事実を隠したりしていないでしょうか?
通常管理だけでは大きく利益を増やせない管理会社。
管理会社の財務状況や新規管理組合獲得の伸び悩みなどを考えると、じゃあ管理会社はこれから一体どうやって利益を増やすのでしょうか。
私たち住民側はまずはハナから疑ってかかるしか被害を防ぐ方法はないのではないでしょうか。
西長堀ガーデンハイツがやっているように利益相反の管理会社1社にだけ「大規模修繕工事の計画」を立てさせるのがどれほど危険なことかわかるでしょう。
もっと住民の皆さんに広くに呼び掛けて、いろんな方々に意見を聞き、協力を得るべきではないでしょうか。
皆様はどう思われますか?